2006.10.21
病気の告知は・・・
最近、医療関係で闘病生活を綴った本などを読みましたが?
様々な病気と闘っている姿を本で読んでいると、本当に感銘を受けますね。
私自身も二十年前に母親を胃癌で、亡くしたことを思い出します。
母親は、普段から健康なほうでしたから、胃癌の宣告を医師から
聴いたときには、本当に唖然としました。
最初は、父親が聞いてきたのですが、余にも突然だったので、
私自身も自分の耳で聞かないと承服できないので、再度聴きに行った次第です。
しかし、いまだに思い出すのは、医師から母親の病状の
説明を受けたときのことですね・・・
それは、医師が詰めている事務所に通されて事務机の横で私は立っていて、
医師は椅子に腰掛けた状態で、カルテを見ながら病名は胃癌で余命は3ヶ月と
本当に事務的にあっさりと言われて、愕然としたことを思い出します。
もちろん、周りは忙しく仕事をしている中での出来事でした。
私もだいたいは、父親から話は聞いていましたが・・・
命にかかわることを伝える医師側と、伝えられる患者側との温度差というものは、
こうも違うものかと腹が立つというより、呆れてしまいましたね。
そのときの医師の資質というものが、如何になかったかということが
良くわかります。
そういう時代なのか、その病院事態の体質なのか、そういうところに
入院したこちらが不運なのか・・・
まさか重病だとは思いもかけなかったから、近くの病院で通院のことも
考えての事であったが・・・
知らないという事は、本当に怖いことである。
最近では、説明と同意ということで、インフォームド・コンセントということ
を言われていますが?
やはり、お互いが信頼関係を持てるようにしてもらいたい・・・
これからの少子高齢化社会を迎えるに当たっても、
医療というのは、優しく親切であってもらいたいと願うだけですね。
カウンセリングルームENDO