2010.04.06
自死という問題
年齢を重ねてくると様々な問題に遭遇することになりますが・・・
自死という問題もその一つかもしれませんね。
40代から50代ともなれば4人に1人または5人に1人が、
なんらかの関係性の中で直接的ではないにしても、
遭遇しているという統計が出ています。
年間の自殺者が3万人をこえるという異常な事態の中では、
それだけ身近になってきたということでしょうね。
「自殺」という言葉の受け止め方も、
「自死」というように関係者の間では普通に使われています。
「自死」というのは死を選ばざるを得ない追い詰められた背景があり、
やむなく死に赴くことをさしています。
これもいろいろ意見があるようですが?
捉え方というのは難しいことです。
しかし、自死遺族の4人に1人が後追いを考えている中では、
言葉の響きというのも大切かもしれませんね。
逝った者と遺された者・・・
逝った者は、本来生きたかったけれども、
病気や人間関係やその他の要因によって、やむをえず自ずから命を
絶たざるをえなかったことが考えられます。
遺された者にとってはどうだろうか?
苦痛に満ちた時間が待っているといっても過言ではないですね。
こういうことを考えれば・・・
メンタルヘルスサポートというのは形だけではなく。
真摯に取り組む姿勢が求められてきますね。
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