2012.01.30
先行き不安に
最近の震災関連のニュースなどから感じることは、
被災者の先が見えないことからの不安等に、
心中察するものを感じてしまいます。
なかなか、見えてこない復興プランなど、
形が見えてこないというのは、
やはり、精神的に辛いものになってしまう。
その上、原発問題の影響で苦しんでいる人にとっては、
更なる不安が覆いかぶさってくる。
不確定なものに対する回答には、
信頼性や妥当性も感じられなくなり、
何を信じていけば好いのかなど、
心が大変揺さぶられてしまいます。
被災者を取り巻く環境は、
多面的にも厳しい状況であれば、
そのフラストレーションが、ついつい身近に向いてしまう。
メンタル的に追い詰められた状況には、
不信感だけが残ってしまい。
身近な不公平感に目を向け、
捌け口としてのターゲットを見つけて、
攻撃してしまうことで悪化の一途をたどってしまう。
人間関係が壊れ、信じることができなくなり、
不安が不満になり、それが困った力に変わってしまう。
それが現状からの脱却に繫がることはないのに、
そうせざるを得ないように追い込まれてしまう。
先を見るより、今に目を向けなければ、
前が開けてこないようにも感じてしまう。
今を生きる最善策、現状からの脱却、
視点を変えて、明日に繫がるような考えも必要かも知れませんね。
カウンセリングルームENDO (カウンセリング神戸)
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