2021.12.08
復職支援のポイント
先日は、復職支援についての研修を実施してきました。
オンラインではなく集合研修です。
やはり、通常のやり方のほうが臨場感があって話がしやすいですね。
対象者は人事労務管理及び産業看護職の方々でした。
内容としては、復職支援のポイントということで、
1,メンタルヘルスの現状について
2,自宅での過ごし方(セルフケアの獲得)
3,労務管理からサポートへ(情報の提供と提案型のサポート)
まずは、メンタルヘルスの現状から何を読み取るのか!
・コロナ禍における自殺者数の推移(女性の自殺者の増加について)
・職場においてのコロナの影響によるパフォーマンスの低下。
・メンタル不調に向かう流れ及び休業開始に陥るプロセス。
メンタル不調に自宅での過ごし方
・職場でのストレスからは解放されるが、将来への不安から悪循環に陥る。
・喫緊の課題としての不安の対処法とリラクセーション。
・前向きな思考(消極から積極へ)に繋がる心理的なスキルの獲得。
・ストレスに強くなるポイント(多様な資源の活用)
・長期的な視点から考える。
・自分流のセルフケアの構築。
労務管理からサポートへ
・メンタル不調者のヒアリングから、パーソナリティ・行動傾向・生活状況から問題解決を考える。
・労務管理の視点から見立てをする。
・知ること・気づくこと・考えること・訓練すること等、タイムリーな情報提供を行う。
・具体的な解決策の検討と実践。
まとめとしては、
メンタル不調者は、ダメージを受けている状態で休業に至っている状態であり、心身の疲労や不安感により、
思考が制止しており、問題解決能力が低下している。治療機関についても対症療法での状態像の改善のため
の薬物療法になっています。
この現状を考慮して、タイムリーなサポートとは何か、また、誰がどの役割を担っていくのかなど、復職に
向けてのプロセスを見える化することが求められているということになる。
以上の内容のことを具体的にお話させていただきました。
これからは、復職支援を通してメンタルヘルス対策を考えていくことが、職場のリスクマネジメントに繋がってい
くことになりますね。
メンタルサポート神戸