2012.09.12
連携力のなさに
今週末は、東京で日本自殺予防学会総会が開催されます。
参加するつもりでしたが、都合がつかずに不参加となりました。
一般演題に採択されましたが残念なことです。
採択された内容は、震災に於ける自殺の社会的背景について書いてみました。
震災に起因する自殺には様々な問題が挙げられてきますが、
その取組みに対して基本的に感じたことの一つを書きました。
今回の広域的な自然災害が発生した場合に対して、
「平時に於ける対応」と「有事に於ける対応」とが考えられますが、
当然、今回の対応については後者のほうになると考えます。
しかし、現状の自殺予防については、
平時の時の対応とあまり変わらないように感じてしまいますね。
もちろん、マンパワーが不足していることは言うまでもありませんが?
想定されることは解っています。
それでも対応ができていないということは、
やはり、問題意識が感じられないといわれても仕方がないですね。
特に震災関連に関する自殺予防対策というものは、
復興との距離を感じてしまいますね。
平時でも自殺の3万人時代が14年間続いています。
それに震災が加われば、当然リスクの高い人は増えてくるでしょう。
自殺対策基本法から6年が経過しても、
その取り組みの成果はと考えると・・・
いささか問題であるとしかいえませんね。
包括的に取組む組織が弱いのか、
組織があっても連携ができないのか、
もっと、各々が連携して問題解決を考えていただきたいですね。
カウンセリングルームENDO (カウンセリング神戸)
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