2012.09.16
更なる一歩
先週末の第36回本自殺予防学会の総会に参加してまいりました。
演題が採択されておりましたので、
なんとか参加することができ、責任を果たせてほっとしております。
私の演題は、東日本大震災に起因する自殺の社会的背景についてです。
どうしても震災経験者としては、
今回の震災関連に伴う自殺の増加が気になりますので、
その予防的なものについて話をしました。
内容については平時か有事か、
緊急を要する問題については、
危険因子が想定できるのだから、
すばやい対応を誰が何をどう実行できるのかなど、
広域災害を通して、組織がどのような連携をとって、
問題解決に取組んでいくのかなど、
発想の転換が求められているのではないかということです。
自殺対策基本法が施行されて6年が経ちます。
しかし、自殺者3万人時代は続いています。
その成果はというと・・・
それ以上のものがないということ。
それに加えて、今回の震災や原発事故。
減少する要因より増加する要因が優っているようにも思えます。
それだけ、厳しい現状に曝されている人が多いということですから、
創意工夫を凝らした自殺予防対策に取組むことが必要ではないかと考えます。
カウンセリングルームENDO (カウンセリング神戸)
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