2018.04.23
事例性と疾病性
職場でのメンタルヘルスの問題は、
事例性か疾病性・・・
という判断になりがちです。
これによって対応の主体が、
職場か医療かに区別する傾向もあります。
事例性とは業務上の支障、
即ち職場での生産性が損なわれる原因となっている問題。
多くは職場の環境調整など、
どちらかといえば事業者が解決する問題になってしまいます。
疾病性については病気の有無などで、
病気であり治療の機会を与えるべき問題にて、
外部医療機関に解決責任を任せてもよい問題になっていく。
もちろんこれに微妙な問題も絡んでくることは歪めません。
特徴的な部分としては、
対人関係やコミュニケーションに関すること、
空気が読めない・雑談ができない・暗黙のルールが分からないこと。
思考や気分のコントロールに関すること、
こだわりが強い・頑固な性格・気分の浮き沈みが激しいこと。
遂行力・注意力・記憶力に関すること、
段取りが組めない・物事の優先順位がつけれない・関心が持続しないこと。
やはり特徴的で個性的な人もいるということです。
結果、二次的にメンタル不調につながることも考えられます。
メンタルヘルスの問題については、
しっかりと見立てを行うことが必要です。
また、それをどの段階で誰がやるのかなど、
実際のシュミレーションをしておくことも大切ですね。
カウンセリングルームENDO (カウンセリング神戸)
神戸のカウンセリングルームです