2022.07.13
戦略的なメンタルヘルス対策
昨日は、姫路まで研修に行ってまいりました。
駅から歩いて30分ぐらいのところなので、汗をかきながらしっかり歩きましたね。
さて、研修内容ですが、
1.メンタルヘルスの現状
2.復職支援のポイント
3.労務管理からサポートへ
以上のような内容です。
参加者は、人事労務管理者や産業看護職等です。
この内容にて、年に3回ほどお話をさせてもらいます。
メンタルヘルスの現状でいえば、自殺者数の変化がありますが、
元年度から2年度に於いては、女性の自殺者が935人増加し、
それからは、ほぼ横ばいとなっていますので、コロナの影響は継続中ということです。
ちなみに、今年度の1~5月は昨年度と比較した場合は、△338人になっています。
是非とも、減少傾向で行くように願っております。
また、メンタル不調者の現状はというと、
これには、いささか課題があります。
その一番目は、やはりメンタル不調者の不適応状態からの脱却です。
つまりは、悪循環から如何に抜け出せるかにかかっています。
その一つには、心理的なダメージにより、現状把握が困難になっていることがあります。
自身のイメージと現実とのズレなど、
ネガティブな方へとシフトしてしまう。
健康が維持できる状態ならばいざ知らず。
困った人になっている状態でも、
昔のイメージが継続されている。
この客観的な現実に人事労務として、
どんなかかわり方をしていくのかなど・・・
治療機関は、対症療法にて基本的には薬物治療と休息になる。
それでは、この役割以外のことについては誰が行っていくのかなど、
治療の構造的なものと、それを補うサポートとは何か、
人事労務としてのタイムリーなかかわり方とは何か、
知識として知ることも大切だし、
様々な情報を得ることも必要になる。
何もないから考えないのではなく、
現状維持には何をすればいいのかなど、
未来のためにも考えることが大切ですね。
メンタルヘルス対策は、重要なリスク対策ですよ!
メンタルサポート神戸