2012.06.25
平時それとも有事
昨年の震災から、早一年以上が経ちましたが、
被災地では、相変わらず厳しい状況が続いています。
未曾有の激甚災害に原発事故・・・
結果、亡くなった方や行方不明の人が18,500人を超え、
原発関連の二次被害は、
これからも予想を超えた影響が出てくるかも知れません。
そして、避難者が34万人を超える現状。
忘れてはならないことは、
この被害状況は、言うまでもなく平時ではなく有事ということです。
復興支援には、平時の発想ではなく、
有事としての取り組みや発想が求められてきます。
現状はというと、
時間の経過とともに意識が形骸化していくことです。
このズレこそが、復興に対して悪い影響を与えてしまいます。
仮設での一つの問題として挙げられている孤独死対策は、
その典型的な例です。
阪神淡路大震災の教訓を活かせば解っていることですが?
現状では、その孤独死が増えているとのこと。
解っているけど手が出せない状態。
マンパワーが不足しているという声が聞こえてきそうですが・・・
それは、全ての面に出てくることです。
もちろん現場では、一生懸命なのでしょうが、
包括的に現状に向き合うことができる組織体制は大変重要です。
有事としての取組み方を再認識して、
対応することが一層求められてくることになりますね。
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